物語の終わり

就活失敗、内定0社、既卒無職、発達障害、メンヘラ

就活が生んだ薬物中毒者、そしてその末路

就活3年目。

所謂、就職浪人(留年)をしているので立場上は大学6年生ということになった。実質的には無職と何が違うのか寡聞にして知らないが

 

今考えれば、就活も初めは社会に出ることへの希望とモチベーションを持って臨んでいた気がする。不採用の烙印を押される度に目標も志も矜持も失い、自殺願望ばかり募るようになってしまったが。そして志望を落としても尚、内定の一つも勝ち取れない欠陥製品であることを嫌でも認識させられた

 

いつどこで知ったのかはもう記憶にないが…思い出したように、藁にも縋る思いで、この時期からデパスに手を出した

デパス。簡単に言えば非常に強力な精神安定剤、とりわけ不安を取り除く効果が覿面だ。そして何より入手が容易だった(今は法律が改正され若干入手困難になったが)

 

デパスは不安を取り除く。だがそれはあくまで一時凌ぎ、薬効が切れれば不安はまた襲ってくる。ならばどうするか、それを飲み続けるしかない。そしてタチの悪いことに、酒や煙草の中毒性などとは比べ物にならないほどデパスの依存性は強力で耐性も非常に付きやすい

 

気がつけば毎日飲むようになっており、使用量もいつの間にか通常の5〜10倍まで膨れ上がっていた。オーバードーズが日常茶飯事だ

だが自覚していてもこの地獄からは抜け出せない、それくらい飲まないとまたどうしようもない不安と孤独と恐怖に飲み込まれるから

これでは本物の麻薬や大麻覚醒剤のジャンキーと何が違うのやら

薬物が(現行法に於いて)合法か非合法かは本質ではない

 

最近は日に日に死を考える時間が増え、同時に現実味と真剣さも増している。自殺の道具も枕元に置いてある。また気分転換に外の景色を眺めても、ここなら自殺出来るだろうか?という類の考えしか頭に浮かばない

 

こんな具合に精神が荒みきった今ではデパスに限らず様々な薬物をODしている。そして大抵の薬は意識や記憶が曖昧になる。最近はもはや毎日ODすることも珍しくない

1日の大半は曖昧な意識下で夢現に過ごし、シラフ・本来の人格で生きている時間の方が短い

例えば、調子の悪い時に読書の内容が頭に入ってこないことがある。今では常にその調子で小説1ページ読むのに1時間かかることも珍しくない。薬物に知性でも殺されたのだろうか

 

(何をもって本来の人格・本当の自分を指すのかは興味深い話題だが、話が逸れるので機会があれば後に述べよう)

 

死とは何か。古臭いカビの生えた議論だが俺は「意志や人格を失った時、人は死ぬ」と考えている。

ODによって思考力を鈍らせ、生きた屍のように本来の人格を忘れ去る。これもまた(精神的な)自殺の一種なのかも知れない

もっとも俺が真に望むのは文字通りの肉体的な自殺なのだが…それを実行するには勇気と仲間が足りない